Guten Tag!!
向日葵猫です。
新型コロナウイルスが猛威を振るう中、誰もが仕事や生活で被害を受けていると思います。
かく言う私も、通訳や翻訳の仕事のキャンセルや延期、ライティングの仕事の無期限停止などで、収入源が失われるという事態が起こっています。
想定内で覚悟はしていても、堪えてしまうのは言うまでもないです。
そんなウイルスの脅威が蔓延る中、各国では補助金の話が出てきています。
カナダやアイルランドでは週ごとに補助金が出たり、他の国でも補助金の制度が施行されています。
ドイツでも補助金の話が出てきて、色々な意見からその補助金制度の骨組みが出来上がってお金が支給されるようになりました。
今回は、そんなドイツの補助金制度について私の実体験を交えながらお話ししていきます。
1. ドイツの補助金の仕組み・必要なもの・注意
まず、コロナ補助金は各州の該当のウェブサイトからオンラインで申請でき、役所などに出向く必要はありません。
補助金制度は企業経営者・自営業者・フリーランスなどワークスタイルによって受けられる支援が異なります。企業経営者や自営業者の場合は従業員の人数などに応じて9000ユーロ~15000ユーロの補助金、フリーランスの場合は5000ユーロの補助金を受けられます。
また州ごとに補助金制度のルールが異なりますので、在住日本人向けの記事やウェブサイトなどを参考にして各州のルールを確認して申請する必要があります。特に補助金の使用対象は住んでいるエリアによって異なりますので、よく確認してから申請しなければなりません。
私の場合は、下記の情報を参考にしました。
https://www5.jetro.go.jp/newsletter/tcd/2020/corona/finance0401.pdf
さらに、補助金を受けても使わなかった分は返金しなければなりませんし、その年(2020年)の収入として計上しなければならないので課税対象になります。
これらのルールや注意を無視すると、トラブルになりかねないので十分気を付ける必要があります。
そして悲しいことですが、
コロナウイルスの補助金制度を悪用して、詐欺の補助金サイトも出回っていますので、在住日本人向けの記事などで正しい補助金サイトの情報を確認して怪しいサイトに引っかからないように注意しましょう。
補助金を申請する際には、事前に下記のものを用意しておきましょう。
・名前や住所などの個人情報
・個人番号 (住民登録でもらえる11桁のもの)
・税金番号 (10桁)
・ドイツの銀行口座情報
・パスポートなどの身分証明書
※上記の5つはベルリン市で補助金(5000ユーロ)を申請する場合に必要なものです。
2. 補助金申請から受取までの道のり
私はフリーランスなので、フリーランス用の補助金5000ユーロを申請することになりましたが、その時のお話をしていきます。
3月末くらいに補助金の申請をしようと思いましたが、知人づてで補助金申請のサイトがパンクしたと聞き、4月6日に申請することになりました。
https://www.ibb.de/de/foerderprogramme/corona-zuschuss.html
↑↑↑こちらのURLにアクセスして、申請ページに進みました。
英語でも表示されているのがすごく親切に感じました。
‘FILE APPLICATION’のボタンを押して、申請ページに進もうとしましたが…。
申請者が多すぎて、私の前に10万人以上並んでいました…。
6日月曜日の午前中に手続きしようとしたのに、自分の順番が回ってきたのは翌日7日のお昼ごろというほどの混みっぷり…。
やっとのことで申請ページに進めて、申請フォームに入力しようとしたものの…、
自宅のネット回線が不調を起こし、スマホのテザリングを代用する羽目に…。
このタイミングでネット回線の一時故障はついてないです…。
申請フォームは英語でも表示されるので読むのに苦戦はしなかったのですが、なぜかドイツ語に変わって戻らなくなってしまったので、グーグル翻訳を使ってなんとか解読して記入することに…。
やっと全部入力し終えて、あとは送信するだけだ!!!
…と思ったら、きちんと送信されない…⁉
どうやら、申請フォーム入力の制限時間(35分)を過ぎてしまっていたようで、送信失敗したようでした…。
電話で問い合わせても話し中なのかつながらず、渋々また申請ページに進むボタンを押して整理番号をもらって再度長蛇の列に…。
今度は8万人くらい並んでいましたが、自分の番を逃してしまって再度並ぶことに…。
すると、月曜日に比べて混雑は緩和されて1日以上並んでいたのに3~4時間で順番が回ってきました。
また、最初に申請したときの入力内容をスクリーンショットで保存しておいたので、それをもう一度入力して無事申請完了。
月曜日から動いているにもかかわらず水曜日にやっと申請を終えたのですが、5000ユーロの補助金が入金されたのは翌日木曜日の夕方ごろ。申請する作業より受理されてから入金の方が速かったという面白い結果になりました。
3. 実際に補助金を申請してみた感想
申請するために1日以上並んだとか言いましたが、
オンラインで申請のため、
何もしないで待ちぼうけということはなく普段の仕事をしながら自分の順番を待っていたので時間を無駄にすることはありませんでした。
しかも、自分のメールアドレスを入力しておけばメールで順番が回ってきたことを通知してくれますし、お知らせ音でも順番を伝えてくれますので、かなり合理的だなと思いました。
また、申請フォームがうまく受理されなかった場合も考慮して自分が入力したものをスクリーンショットで保存しておいたのは正解だったと思います。
そして、英語やドイツ語が理解できなくてもグーグル翻訳を通してある程度の内容は理解して申請出来たので、語学スキルの心配をせずに申請できるのも嬉しいところです。
なにより、コロナウイルスという未曽有のパンデミックでも人種問わずお金が支給されるというドイツのやり方や考え方に感激し、かなりポリコレが進んでいる国だなと思いました。
いかがでしたか??
今回はコロナウイルスの補助金のことについて紹介しましたが、またドイツのことに関してブログをアップしていきますので、ぜひ遊びに来て下さい。
今回の補助金のお話は、動画↓↓でも紹介していますのでぜひご参考に。
https://www.youtube.com/watch?v
以上、向日葵猫でした~。